休職身の上相談

社会復帰に焦りは禁物。

理解ある職場を探す

事情があって休職した後の社会復帰には、いくつかのコツがあります。
まずは休んでいた原因をしっかりと把握することが大切です。
例えば家族の介護などが理由でやむなく休んでいた場合、どうしても焦りが出るようになります。
働く意欲も気力もあったにも関わらず、働くことができなかったからです。
とはいえ、介護に関しての環境が完全に解消されていなければ、勤務時間に融通の利く仕事を選ぶことになります。
フルタイムで働くことができないかもしれませんが、焦ることは禁物です。
とにかく与えられた時間には限りがありますし、自分に何ができるのかをしっかりと確認することが大事です。
そしてそのできる範囲のことできちんと行えているならば満足するように心掛ける必要があります。
決して自分が理想とする姿を追いかけないことが大切です。

次にうつを発症させたことで休職していた場合ですが、このケースでは特に社会復帰のアプローチが重要であるとされます。
まず復帰しやすいのは同じ職場とされますが、これはこれまでの経緯を理解してもらえるからです。
ただし部署を変えてもらうなどの環境を変える工夫は必要です。
たとえ勤務時間を少なくしても、職場の雰囲気から発症時の記憶が呼び戻されることで体調を崩す恐れがあるからです。
どうしても別の会社にしたいというのであれば、事情を理解してもらえる職場を探すことになるでしょう。
働く意欲が芽生えるまで時間がかかるかもしれませんが、仕事復帰を考えることはこれからの自分にプラスになるはずです。