休職身の上相談

社会復帰に焦りは禁物。

休職についてのネガティブなイメージ

職場で働いていると、人間関係や仕事のトラブルなどでストレスが蓄積されます。
ネガティブ思考の方ほど、自分自身を追い込んで、やがて精神的に追い込まれてうつ病などになる事例がかなり多く見られます。
精神的に問題がなくても大病や大怪我で休養を余儀なくされたりする事もあるでしょう。
中小企業では退職を迫られることもありますが、大手では一旦休職扱いとなり、休業給付金だけで生活をしなければなりません。
精神的な疾患の場合、長期入院や通院が必要にもなります。
また、怪我や病気などの場合は回復すれば復帰が容易ですが、うつ病などの精神的疾患では社会復帰そのものが困難なケースがあります。
そして、日本では休職と言う言葉には暗いイメージが付きまとい、キャリアの汚点になるという考え方をする経営者もいます。
こうしたことから病を隠して仕事を続けるケースもあるようです。

経済大国と言われる日本は、バブルがはじけてもまだまだ経済至上主義が根強い状態です。
そのため、疲れたら休職させ、回復したら暖かく社会復帰を迎え入れる環境になっていません。
産休を認めるようにはなりましたが、最も肝心な社会復帰については社会が要望するようにならなければ難しいでしょう。
安心して暮らせる社会は、北欧に見られるような共生社会で、相互扶助の精神が土台にならなければ達成できません。
長期的展望の基に、思いやりの精神を向上させれば、困難な立場の人も安心して社会に復帰できるでしょう。